多焦点眼内レンズ(保険適用)
多焦点眼内レンズが向いている方は?
多焦点眼内レンズは、日常生活でできるだけメガネを使いたくないという方に向いていると言えます。
多焦点眼内レンズは、単焦点眼内レンズよりも優れているわけではなく、見える範囲が広く単焦点眼内レンズに比べるとメガネなどの補助が必要ないという違いだけです。
多焦点眼内レンズの種類と特徴について
手元を重視したもの(2焦点・3焦点)
2焦点レンズは、遠方と近方30~40センチほどが見やすくなるレンズです。
また、3焦点レンズは、遠方や中間、近方のどの距離も見えて便利です。
ただし、遠くの見え方の質が落ちることや夜間のハローグレア現象が起こることもあるため、注意しましょう。
なお、患者様によっては手元の細かい文字については老眼鏡を使わなければならないこともあります。
焦点深度拡張型
遠方から1メートル程度の距離が見やすいレンズです。
多焦点眼内レンズの中でもコントラストの感度があまり低下せず、50~60センチの距離でも大体見ることができます。
ただし、近方については老眼鏡が必要になる可能性もあります。
遠方をよく見たい方、老眼鏡を使うことに抵抗がない方はこちらを選ばれることが多いようです。
選定療養について
多焦点眼内レンズの費用は、選定療養と自費に分かれています。
多焦点眼内レンズについては、2020年4月よりこの選定療養の対象となっています。
詳しいことについては当院医師までご確認下さい。