
メディカルノート
網膜剥離の手術を受ける方が、知っておきたいこと
網膜剥離で硝子体手術を受ける方は、術後にいくつかの気を付けたいポイントがあります。
ふだん通りの生活を送れるよう、手術の予後が良好な状態になるよう、手術を受ける前にしっかりと把握しておくことが大切です。
そこで今回は、手術の成功率や合併症について解説します。
網膜剥離の治療成功率
かつて網膜剥離は難治性疾患とされていましたが、特殊な網膜剥離でなければ、9割ほどの症例で手術が成功するといわれています。
残り1割のケースでは再発することがあり、再発の多くは術後から1~2ヶ月以内に症状が現れます。
一般的に網膜剝離が発症してから時間の経過したケースでは再発しやすく、視力予後も不良です。
また、網膜剥離の術後にはさまざまな合併症が生じることもあり、その場合は病気の程度により再手術が必要になることもあるでしょう。
網膜剥離の予後
治療が困難な網膜剥離でない限り、通常の網膜剥離であれば視力予後は医学の進歩により改善しているといえるでしょう。
しかし、術後の視力には個人差があり、ものが波打って見る現象(変視)は多少残ることもあります。
網膜剝離が発症してから数週間以内に治療を受ければ、矯正視力は1.0近くまで回復することもあるため、異変を感じたら早期に検査・治療を受けることが大切です。
手術の合併症について
硝子体手術では、術中・術後に合併症が起こる可能性があります。
しかし、術後の視力に大きく影響するような合併症がきわめて稀なケースで、ほとんどは適切な治療が行われています。
ここでは、治療の過程で起こり得る合併症について解説します。
黄斑円孔
網膜と黄斑の癒着が強いと、網膜の中心部(黄斑部)に穴が開いてしまうことがあります。
この場合は、手術が終わったあとに眼内へガスを注入して穴を閉じる処置が必要です。
駆逐性出血
手術中に異常に血圧が上がったり、強く緊張したり、咳き込むなどの負担がかかると、目の奥にある動脈から大量に出血することがあります。
手術を続行するのは困難になり、最悪のケースでは失明に至ることも少なくありません。
駆逐性出血の発生頻度はきわめて低いですが、手術中の痛みや違和感は決して我慢せず、医師に伝えるようにしましょう。
硝子体出血
さまざまな原因で眼内に出血が起こり、術後に視力が低下することがあります。
出血の量が多ければ眼内の出血を取り除く処置が必要です。
白内障
硝子体手術と同時に白内障手術を行わなかった場合、術後しばらくしてから白内障の症状が現れることがあります。
硝子体手術を受けたほとんどのケースで起こりやすいため、同時もしくは時期をずらして白内障の手術も受けるのが望ましいでしょう。
眼圧の上昇
手術後は一時的な炎症が起こるため、炎症に伴う眼圧の上昇が見られることがあります。
ほとんどの場合は点眼薬や内服薬で眼圧が下がるため、過剰な心配はいりません。
眼内炎
手術後の傷口から細菌が入り、目の中で増殖することで強い炎症を起こすことがあります。
最悪の場合は失明に至ることもあるため、抗生物質の点眼や感染巣を取り除く手術が必要です。
網膜剥離の治療は早めに受けるようにしましょう
網膜剥離は自然に治ることはなく、いったん剥がれた網膜はどんどん剥がれ続け、最終的には網膜全体が剥がれてしまいます。
完全に剥がれてしまうと失明に至ってしまうため、早期に発見して治療を受けることが何よりも大切です。
硝子体手術にはいくつかの合併症が伴うこともありますが、適切な処置をすれば視力に大きく影響することはありません。
適切なタイミングで網膜剝離の手術を受け、失明してしまわないように予防するようにしましょう。
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